-概要-

インドネシアの首都・ジャカルタがあるジャワ島の東端から８ｋｍほど東に位置するバリ島はインドネシアの中でも“最後の楽園”と言われる世界有数のアイランドリゾートである。雨季と乾季からなるモンスーン気候のバリは、珊瑚礁に囲まれた青い海と鮮やかな緑色のライステラスに囲まれたランドスケープを特徴とし、世界中の旅行者を魅了している。また、バリ島ではインド・ヒンドゥー教がバリ固有文化と融合したバリ・ヒンドゥー教を主体とし、絵画、工芸、音楽、バリ舞踊などの独特な芸術文化を生み出している。
気候は山岳部とビーチなど、場所によって異なるが、主に２１℃〜３３℃の間で変化し、４月〜９月の乾季と１０月〜３月の雨季に分かれている。
URL : www.bali.go.id/

*ビーチ サーフィンで有名なクタ、活気溢れるレギャン、のんびりとしたスミニャック、一大リゾートエリアの　　ヌサ・ドゥア、落ち着いたサヌール、そして最近話題の究極のリゾート地ジンバランなど、魅力溢れるビーチが多数点在。

*タナロット寺院　Pura Tanah Lot １６世紀にヒンドゥ教高僧の進めで岩の上に建立されたタナロット寺院はサンセットスポットとして観光客に人気である。日没時には参拝客や観光客で賑わう。インド洋の荒波が打ち寄せる岸壁にたつその景観は、多くのポストカードにも使われており、バリを象徴する建物としても有名。

*ウブド　Ubud 芸術の村として知られるウブドはバリ島南部のビーチエリアとは全く異なる風景と雰囲気を持っており、緑豊かな田園風景が広がる。２００匹以上の猿が生息する森、モンキーフォレストは自然保護区に指定されており、ゲートを潜るとのんびりした空気を味わうことができる。また、中心街では最大規模のバサールがあり、バリ雑貨や民芸品などのショッピングには最適。美術館も多数点在。

*ベサキ寺院 Pura Besakih 約１,０００前に建立されたとされるベサキ寺院は“Mother Temple of Bali（バリ寺院の母）と呼ばれるバリ最大の寺院である。破壊神シヴァ・繁栄神ヴィシュヌ・創造神ブラフマーの三大神を奉り、寺院を中心として大小３０あまりの寺院が建立されている。また、バリ・ヒンドゥー教の総本山であるベサキ寺院では頻繁にお祭りが開催されている。

*キンタマーニ　Kintamani バトゥール山・カルデラ湖であるバトゥール湖の大パノラマを望む展望台として有名な土地である。プヌロカン〜キンタマーニ間にはレストランも多く絶景を見ながらのランチは最高である。また、バトゥール山麓にはホテルなどもあり、トレッキング客の人気を集めている。バトゥール湖東岸にはバリ・アガの村トルニャンがあり、ボートの貸し出しなども行っている。

*田園風景 ウブド周辺を中心に広がる素朴な田園風景、渓谷、ライステラスなどは、細密画ウブド・スタイルの絵の原型ともなった神秘的で見事な景観である。爽やかな朝日が田園風景に差込む朝、ガムランの調べがどこからともなく聞こえてくる夕暮れ時は、人々の心に不思議な安らぎを与える。

*スパ 「バリ・エステ」という名の通り、バリのエステはそのバリエーションと技術の確かさで有名。ほとんどの高級ホテルにスパ施設が併設されており、海や山の自然を間近に感じながらトリートメントが受けられる。

*アートセンター　Art Center １９７６年に建てられたインドネシアで最も完成された美術館で、野外劇場では様々なイベントが催される。また美術館内では各フロアに様々なスタイルのバリ絵画、ワヤンクリッ、ワヤンゴレッなどの展示がされている。

*トゥガナン　Tenganan チャンディ・ダサからオジェッに乗って１０分ほど北にあるトゥガナンはヒンドゥー教文化以前の文化をそのまま残す村である。先住民バリ・アガは外部との関わりをほとんど持たず独特の祭事儀式や住居を守りつづけている。また、若者の間でグラディエーターの様な剣闘儀式やGringsingと呼ばれるイカットの織物は有名である。

Top	*写真提供　日本アセアンセンター